- 2009-01-21 (水) 23:21
- Club Jazz | Modern Jazz | Music
一昨年(2007年)末にジャズ・ヴォーカリスト、マリオ・ビオンディのバック・バンドとして来日していたハイ・ファイヴ・クィンテット (High Five Quintet)は、その公演の時マリオが登場する前に4曲ほど単独で演奏していた。その中の1曲がこのアルバムのオープニング・ナンバーでありアルバム・タイトルにもなっている「Five For Fun」であった。そんな彼らがバンド名をハイ・ファイヴツ黴(High Five)と改め、ブルーノートに移籍してのメジャー第1弾としてリリースしたのが本作である。
いつものように簡単にハイ・ファイヴを紹介しておくとメンバーは、ファブリッツィオ・ボッソ (Fabrizio Bossoトランペット)、ダニエレ・スカナピエコ (Daniele Scannapieco サックス)、ルカ・マンヌッツァ (Luca Mannutza ピアノ)、ピエトロ・チャンカリーニ (Pietro Ciancaglini ベース)、ロレンツォ・トゥッチ (Lorenzo Tucci ドラムス)というスタイリッシュでダンディなイタリア伊達男5人組だ。人気トランペッターのボッソは同じブルーノートから『ニュー・シネマ・パラダイス』といソロ・アルバムを一足先に出している。もう一人のフロントマン、サックス奏者のダニエレ・スカナピエコも輝かしい経歴を持つミュージシャンだし、ベースのピエトロ・チャンカリーニとドラムのロレンツォ・トゥッチはピエトロ・ルッス (Pietro Lussu)というピアニストと共にLTCというピアノ・トリオを組んで『A Different View』というアルバムを2007年にリリースしている。クラブ・シーンでも大人気のニコラ・コンテ (Nicola Conte)のアルバムやコンボにも参加するなど、ヨーロッパ・ジャス・シーンのみならず注目されるネオ・ハード・バップ・バンドである。
今はクラブ系レーベルからもこういうアコースティックなジャズのアルバムがリリースされるので、クラブ・ジャズだからメイン・ストリームから外れるということはないのだろうけれども、そういう人気に比例してボッソやスカナピエコなど、アメリカ、ヨーロッパ、日本を問わず素晴らしいジャズ・ミュージシャンが出てきているのはうれしいことだ。特に最近凄いトランペッターが増えてきているのが目立つ。素敵なことだ。ハードバップ~モーダルなアコースティック・ジャズということであれば50ツ黴~ツ黴60年代の単なる焼き直しじゃないのか、と感じる人がいても不思議ではないが、クラブ・サウンドを経由しているビートが、あの頃とは違う新しい息吹を感じさせ、ホントにここ最近のジャズに最近とてもウキウキさせられているのである。
今日ハイ・ファイヴを紹介するために出てきたミュージシャンやバンドもこれからどんどん紹介していこうと思っているので、覚悟・・・もとい、何かの縁でこれを読んでいる皆さんも期待してほしい。ことと場合によってはモダン・ジャズ・ルネサンスなんてことが起こるかもしれないとさえ思っている。そうなったら楽しいな。
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