クープ (Koop)を初めて聴いたときはちょっとビックリしたのを覚えている。今から2年ほど前にFMラジオで聴いたのだが、すぐにネットで曲を調べて、次の日には日本で手に入る3枚のCDを購入していた。そのとき聴いた曲は「Waltz For Koop」だったが、ホントいっぺんに気に入ってしまった。一緒に購入した今でも最新アルバムである『Koop Islands』 (上の画像の右側、青いジャケットのやつ)の帯には<北欧発、世界でもっとも美しく、洗練された音楽がここに。>と書いてあって、1枚目が良かったからって今度はそうは上手く行くか、大げさな、と思って聴いてみると、ホントにそうでした。スミマセン。ってなってしまった。特に日系人のユキミ・ナガノさんのボーカルがとても良かった。ヒットした後の2枚目はとてもむずかしいと思うのだが、逆にジャズとして聴くと『Koop Islands』の方がいいぐらいだった。
いつものようにクープなんて知らないって人のために一応紹介しておくと、プログラミングとエレクトロニクス担当のマグナス・ジングマーク (Magnus Zingmark)とピアノ、キーボート担当のオスカー・シモンソンツ黴(Oscar Simonsson)の2人によるユニットで、所謂生音のクラブ・ジャズだ。そこにユキミ・ナガノさんをはじめとするボーカリストをフィーチャリング・アーティストとして迎えている。今でこそ北欧やイタリアなどで多くいるが、90年代中盤から活動し2001年にこのアルバムで本格的にデビューしたときには、ヨーロピアン・ジャズ自体も現在ほどは認知されていなかったであろう。
クラブ・ジャズをやっているにも関わらず、この人たちはエレクトリック・マイルス以降のジャズ・フュージョン系には全く興味がないそうだ。オン・ザ・コーナーもファラオ・サンダースもコートニー・パインにも影響されなかったということだろうか。にわかには信じられなかったが、このKOOP以降のクラブ・ジャズを見てみると、50年代~60年代のアコースティックなハードバップなどに影響を受けているモノが多くなっているようだし、このような流れはクープが先駆けになったのは間違いなさそうである。
『Waltz For Koop』から『Koop Islands』までも5年近く間があったので、次のアルバムもマイペースで来年あたりにならないと聴くことは出来ないであろうか。クラブ事情とかは全く分からないので、もしかしたら曲単位ではちょっとずつ出ているのかもしれないし、まだ全く音沙汰無かもしれない。とにかく次にどのように進化・発展するか、今1番次作を楽しみにしているアーティストのひとつである。
しかし、なぜこの人たち女装してるんだろ。
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